嵐の最中にちょっとだけ。


今月10日発売のアニメージュ3月号に
空の境界関連でufotableデジタル部を取材した記事が掲載されています。先月受けさせて頂いたもので、本作での大まかな作業分担やワークフローの事例、コミュニケーションのウェイトなど空の境界のクウォリティの裏側を探る内容です。

舞台裏のメカニズムを知る事で空の境界をより深く楽しむ事が出来る様にとデジタル部のメインスタッフ総出で話しました。よかったら手に取ってみて下さい。

撮影部では記事中のレイヤー構造の解説を作成しました。
実際よりかなり省略してはいます。あえて見近な言葉で書いていますので、”?”という単語もちらほらしているかも知れないのですが、アニメを自分で作ってみたい、また作り方に興味あるという方には面白いかも知れません。エフェクト前の素材と比較出来る、空の境界にとっても珍しい記事になっていると思います。紙面ではモノトーンになってしまっているのでこちらにカラー版を置いておきますね(クリックで画像拡大)!


これを書いている今は夜明けですが、引き続き7章へ向けて作業を進めている所です。準備期間を考えると一年以上に渡る長い戦になりました。いつかは終わるものなので、残る日々を大事にしていきたいと思います。

テラオ

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「矛盾螺旋」公開につけて


空の境界、五章「矛盾螺旋」の公開が始まりました。
タイトル全体の作業としては、これにてようやく折り返しを迎えることができたな、という所です。
初回のCG打ちが2008年6月5日となっていますから、本格的なスタートはそんなに前じゃないみたいです。コンテに書かれた「宇宙が開闢する」「ここで何か凄いポーズ」なんて監督の指示をなぞりつつ”?”を浮かべたまま大変なことになりそうな予感だけを感じていました。

映画の精神的/構造的な起源は”パノラマ”であると言われています。
パノラマ、とは基本的に円筒状の空間を作り周囲の空間と円筒内を物理的に遮断、
パノラマ内を通路にそって歩く観覧者に窓から覗く別の風景(当時は絵)を通じて
”別の空間”を感じさせるというものです。
現在するパノラマは世界に100もありませんが円筒形の建築>劇場、窓>フレームである、と変わっただけで、劇場、という形で僕達は同じ体験を得る事が出来ています。

劇中の空間といえば、巫条ビルやその水に覆われた屋上ステージ、
月明かりの竹林や嵐の橋〜コンクリに囲まれた地下駐車場など
これまでも多様な舞台が物語や人物の心情への導線となっていたのですが
本章、矛盾螺旋の舞台の一部である小川マンションは
敵であるアラヤの居城であり結界でありそれ以上の存在。
繰り返し繰り返し登場し、場所そのものが物語を進める鍵でもあります。
複雑でトリッキーな構造を理解し、確実に表現する為に
演出・脚本側で綿密な考証の上、実際に模型を制作、
それを元に撮影部ではアイララボラトリさんの助力も得て
一度小川マンションを周辺環境まで含め完全に3Dモデルを起こすなど
空間の強度=リアリティ(映像を通しそこにいるかのような実感)を高める為にかなりの時間を割きました。如何でしょうか。

そのほか、前回も触れた事ですが
試写で改めて感じたのは画質面での劇場の優位性。
極小のチリのグロー感や美術のディテールに至っては
現状ですと劇場のスクリーンでしか観測できないようで
いくつか発見もあったので折をみて見返しに行こうと思います。

上映館情報につきましては公式HPをご覧ください。

今回はいつにも増して高い映像密度、
複雑な構成をもったタイトルに仕上がっています。
過ぎ去った映像を二度三度反芻する中で
隠れた主役を発見できるかも知れません。

そんな訳で、お楽しみに。

撮影部 寺尾

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空の境界、公開です


ご無沙汰しております。
随分と間隔の空いてしまった当ブログの更新も全てこの日の為ともいえます。これを書いているのが丁度1日の0時ですからいよいよ9時間後には公開スタートなんですね。
「いよいよ」ってさっきから何度も書いていて自分でも笑ってしまったりするのですが、けどまぁ本当に、
「いよいよ」なんです。

せっかくですので少しデジタル~撮影の話を!

僕はまなびストレートに引き続き今回も撮影監督として作業に入っています。
(「空の境界」では作業バランスと効率化を考慮し同部松田と二人制で撮影管理を行っています。)
「空の境界」は「まなびストレート」とは毛色の全く違う作品ではありますが
グラデーション処理や画面の落とし方など今に引き継がれた技術の恩恵は大きく
今回も劇中のあらゆる箇所で生かされています。
(もしご覧になる機会がありましたら画面の中で探してみて下さい)

第一章は基本的にフォトリアル(写実的な処理)を要求されるシーンがほとんどですので
肌や服・髪に対する光の回り込みや各素材の反射・屈折の効果で画の精度を
どこまで上げていけるかが勝負でした。
その上で適時"嘘"や"誇張"を織り交ぜつつ、それが超密度(!!)の背景と相まって1フレーム1フレームが一枚の美しい(またはそれ以上の)写真で在るようなコンポジットを心がけています。

今の所、東京都内での単館上映という事ですので
全ての人に~という訳には行きませんが
折あらば是非劇場で…と思います。

少し気恥ずかしい言い回しではありますが
色々な意味でも戦いはこれからだと思います。
これからご覧になる方はどうか
最後を締めくくる7章まで引き続きお楽しみ下さい。

テラオ

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レイアウトが崩れてしまっている件


「空の境界」公開前日です!!
さぁ更新だっとデジログを開いたらページのレイアウトが
崩れてしまっていますね。誠申し訳ありません><。
早々に復旧いたしますのでしばしお待ち下さいませ。
(追記:修正しました)
撮影部 テラオ

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4F改装@DIY部結成


まなびの作業も残すところ僅かとなりました。
撮影は完全に抜けているのですが
僕と色彩設計の油谷さんは予告であったり
DVDの表紙作業が残っていたりでもうちょっと
手放せない感じです。今日は、お部屋の話。



まずこれを見てください。
更新日を見るに、まなびOA後のとある日曜日のデジタルルームです。
戦場跡。…違います><。お世辞にも綺麗とは言い難い光景です。
大変な作業が続いたのでこれはこれで仕方がないのですが
劇場に向けてこれからだという時期に頑張って死守すべき光景でもありません。
そこで急遽社内DIY部隊を編成、改善に当たりました。
やるなら隅まで、可能な限り。な訳で今回は塗装。


はいこちらヽ(゚∀゚)ノ パッ☆
日曜日に制作・動画・撮影・仕上げ部の若衆が集いました。
机や各人の荷物の運びだしは前日に完了しています。
塗装前とはいえ随分すっきり見えますね。


が、局部拡大(笑)
チクチクイタイデス。


手前は撮影新人の西田君。
かなりの作業をカバーしてくれました。Good Job!


ローラーを使うと想像以上に早いですね。
日当たりが良い場所なのですぐ乾き短時間での二度塗りも可能でした。


しばしば休憩。


まだまだ休憩。そして…!


床部分完了!
二度塗り目のペンキが乾いたら、次はワックスです。
マットなワックスが良いかと思いましたが
実際に塗ってみると思うように乗らず、急遽光沢系のものを買出しに出ました。


雨上がりの夕景にスタジオはピンク色に。良い色ですね。

そして壁も塗ってしまう?
何となく始めたら、隣が気になって次へ次へともう止まらない(笑)
予定にはありませんでしたが思い切って全面に手をつけました。


夜、ファイルサーバとPCをつなぐLANケーブルの
配線担当の中江君が合流したところ。
実作業に直結する部分なので丁寧に。


暗くなるころには机のセッティングに入ります。


で、完成!!


よく聞いた最初の一言は「眩しい」。
実際、そういう感覚に近いです。
念願のソファーでラッシュ、も実現しましたし
これで諭吉さんが一人か二人のコストに収まったのは
驚きで、これなら我が家でもやってみようかしら。

週明けより動かした荷物の運び込みです。
通常業務も並行して進めますから
忙しいなんてものじゃなかったり。
それでも使い易くなったスタジオに入ると
またやろうという気持ちにもなりますから
これまた不思議ですね。

(テラオ)

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モニターお仕事


こんばんわ。こちらはすっかり夏モードです。
僕達のいるフロアにはデータを保管するファイルサーバも設置してあり、人間には理解できない適温があります。結果、例年なら寒さに震えたりしている時期ですが、今年はそれでも暑い^^
今回はまなびストレート・劇中に登場するモニターのお話です。

例えばこのカット。

他には携帯画面やパソコン・生徒の携帯するPDA内部の画面などが
いわゆるモニターです。
撮影部内で作品おきに担当者を立てて作業に入ります。
作業INしたのは撮影の初期段階で、
ビジュアルディレクターの小笠原さんとミーティングがあり、
その場でいくつかの提案と参考を頂きました。
数度のテストを経た後、本番を進めながらの調整という形。

PDA(生徒の持っている携帯端末)とか…懐かしいですね。
学外に居るときはこう、とか学内にいるとここの表示が…といった設定もあります。

携帯の基本インターフェースはこんな感じ。水のイメージが流行っている?

携帯電話画面の出番が一番多かったかな。
小さい画面なので基本的には(自然に)目立たなければならないのと、
タイトル的には元気だったり優しい感じの雰囲気の方が似合うだろうという事で
パステル~ヴィヴィッド系のトーンの画面が自然と多くなっています。

後、少々見え難いやも知れませんが実は黒板もモニタなのです。
DVDをお持ちの方はいくつかのカットでうっすらと走査線処理が入っているのを確認いただけると思いますよ。

モニタ関連で一番手間をかけたのは4話、プロモの話数。
タイトな準備期間の中で地図素材、CGパート全てを新規に起こす必要があったので
3Dディレクターの中村さんには急遽校舎を新規にモデリング起こしなおして貰う
必要がありました。
6話の落ちゲーのデザインは松田さんの仕事です。
このカットはおまかせの部分が多かったので随分遊ばせて貰ったのですが、
実際こういうミニゲームなんてあったら楽しそうですね!

とまぁ、今回はこんな所です。
ちょっとマニアック過ぎたかな^^、

ではまた!

(撮影 テラオ)

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カフェ写真


とりあえず白いの埋めなきゃ寂しいですね^^。
早速ですが、第一弾。
ご存知の方も多いのではないかと思いますが
ユーフォーテーブルはスタジオ一階にカフェを
構えています。とにかく近い事もあって
何かと連れ立っては飯を食いに行きます。
下のちっちゃな写真は
時々内容の変わる定番、欧風カレー。
今日はマヨネーズがかわいく乗せられていました。

*
カフェの写真ですが、
左のサイドバーにあるアルバム「カフェふぉと」に
随時追加していきます。
待ってる間、手持ち無沙汰だったりするとついパチパチと
撮ってしまうのですよね。
記事にないものもいつの間にか
増えたりしているかも知れませんので
時々覗いてみると掘り出し物が
見つかるかも知れませんよ。
(撮影 テラオ)

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ブログでGO!



ブログ始めました。「デジタル」というと、
ufo社内では仕上げ・撮影部の事を指します。
『デジタル部から見るufotable』という括りで
僕達の日々をお伝えしていけたらなと思っています。
スタジオ関連のトピックを中心に
機を見て作中CGのメイキングも紹介していく予定。
よろしくお願いします。お楽しみに! 

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